常世国往還記

本と映画のノート



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリー

最新の記事

過去ログ

ブログ検索

FC2ブログランキング

RSSフィード

プロフィール

かもめ

Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
日記もちょっとだけ。








ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

小人の馬屋

2004/07/20(火) 21:47:17


ペルシュロン.jpg


死を呼ぶペルシュロン(book)
ジョン・F・バーディン著(1946年) 今本渉訳 
晶文社(晶文社ミステリ) 2004年 
ある日、精神科医マシューズ先生の診察室に、髪に花を飾った青年ジェイコブが現れます。彼は妖精の手先となって、人々にコインを配ったり、音楽ホールで口笛を吹いたり、いろいろと不思議な仕事をして暮らしているというのです。
「これは精神病の妄想にちがいない」
しかし、青年には他に病気の兆候は無く、話にも一応筋が通っている。何かのぺてんだろうか? 首をひねるマシューズ先生が、ジェイコブと共に「妖精と約束した」場所に赴くと、なんと本当に小人の妖精が現れた……。

まるでおとぎ話のような冒頭です。楽しい!
でも、待てよ、ペルシュロンて何? それに50ページ近く読んでも誰も死なないし。



てっきり妖精の呪いの話か何かかと思いましたが、ペルシュロンは馬の種類です。有名な種類なのでしょうか。かなりの大型種らしいです。
このペルシュロン種の馬をある女性に届けるのがジェイコブ君の次のおかしなミッション。しかし、仕事が完了しないうちに、唐突に人が死に、その謎を解こうとしたマシューズ先生は、突然後ろからガツンと殴られて……。


お後はスピード展開。ジェイコブ君が別人になったり、マシューズ先生がマシューズ先生でなくなってしまったり、予想外の出来事が矢継ぎ早に起こります。一瞬先に何が起こるか分からず、また、起こった出来事が全体の中でどんな意味を持つのか意味不明、誰が信用できて誰ができないのか、見え隠れする黒幕は誰なのか、途中まではさっぱりわかりません。
それなのに、結末にくると、どんなささいな事実も取り洩らしなく、すべてが有機的に結びつきます。

小説的な美しさや社会性はありませんが、とても仕立ての良い推理小説でした。
ヒントは、1940年代の作品であることと、主人公が精神科医というところかな。




スポンサーサイト
読んだ本TB:1CM:0
<< 追悼 アントニオ・ガデスホーム全記事一覧男は女で堕落する >>

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
『ジョン・フランクリン・バーディン「死を呼ぶペルシュロン」』
 頭に赤いハイビスカスをさした青年が精神科医に自分は病気かと問う。精神科医・マシューズは彼のせいで事件に巻き込まれていき…。 1946年の作品だというが古さをあまり感じさせず、物語の大胆な謎に引き込まれる。主人公の選んだ行動にツッコミどころがないではない
PNU読書|2004/10/03(日) 12:40

トラックバックURLはこちら
http://segrokamome1.blog27.fc2.com/tb.php/62-24f7a89c

Copyright(C) 2006 常世国往還記 All Rights Reserved.
template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。