常世国往還記

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わたしという謎

2004/07/01(木) 23:23:46



昏い部屋(book)
ミネット・ウォルターズ著 成川裕子訳 
東京創元社 1999年
今度の嘘は、記憶喪失がらみです。
主人公ジンクスは、果たして自分に嘘をついているのでそしょうか、それとも他人に嘘をついているのでしょうか。

このヒロイン像は複雑です。
一見、自立心があって賢くて思いやりがあり、そしてもちろん美人で、非の打ち所の無い女性に見えますが、ふとした拍子にあまりかんばしくない性格がちらついたり、ひどく不安定になってみたり。
彼女を取り巻く人々との関係や、周囲で起こる不可解な事件は、彼女のどの面に照らして見るかによって、それぞれに全く異なった様相を呈するのです。

魔女か、聖女か。被害者なのか、加害者なのか。




彼女の心の中の 「昏い部屋」 は謎だらけです。ジンクス (悪運) とは、彼女自身にとっての悪運なのか、それとも彼女にかかわった人間にふりかかる災難を意味するのでしょうか。

事件の背後には、いつも正体不明の父親 (どうやら裏社会のゴッドファーザーらしい) の影がちらつきます。
事件の黒幕のようでもあり、ただの子煩悩な父親のようでもあるこの男は、常に強大な影響力を匂わせながら、最後まで表舞台に登場しません。

結末をどう解釈するかは、人によって違うでしょう。
ジンクス自身が真相を知っているのかどうかさえわからない。
正解が無いのが正解かもしれません。


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