常世国往還記

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読書と映画の鑑賞記録。
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嘘から出たまこと

2004/06/26(土) 16:31:32



氷の家(book)
ミネット・ウォルターズ著 成川裕子訳 
東京創元社 (創元推理文庫) 1999年

古い屋敷の片隅にある氷室から、腐乱死体が発見される。
屋敷の美しい女主人は、かつて失踪した夫の殺害容疑で取調べを受けたが、決めてとなる死体が発見されず、捜査は長らく頓挫していた。
すわ、夫の遺体発見か? しかし、何故10年も経った今になって。

ユーモアミステリでもないのに大笑い。
このお話では、普通、推理物の根幹をなす 「証言(ことば)」 も 「証拠」 も、はては人の行動に至るまで、大半がまやかしだからです。





登場人物は、容疑者も警察も、罪のないものから悪質なものまで、口をついて出るのは嘘ばかり。証拠物件は、それらしい見た目とは大違い。勢い込んで謎解きにかかっても、あっさりと肩透しをくらって大脱力の連続です。

そもそも、問題の遺体が誰なのか、事件は殺人か自殺か死体遺棄なのか。
最初の予想は次々とくつがえり、その都度別の事件が現れてきて、どの事件を追いかけているのかもよくわからなくなり、そうこうするうちに、あれあれこんな展開になるとは……。
一体作者は読者を何処へ連れていくつもりなの? と、中盤は頭がくらくらするほどです。

途中から作者の手法がようやく飲み込めてきて、もう騙されないから!と身構えていたのですが、やはり最後まで騙されちゃいました。ヤラレタ。


これだけの事をやりながら、振りかえってみれば予定調和。
と言ってしまっても、ちっともネタバレにならないのがすごいところです。
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読んだ本TB:0CM:0
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