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常世国往還記

本と映画のノート



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かもめ

Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
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余計な種明かし

2005/09/12(月) 19:21:41




劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2
Air / まごころを君に(cinema)

監督 庵野秀明 1997年 日本


いまごろ何を考えてんだとおっしゃる向きが多いかとは思いますが、ものすごく評判の高かったアニメなので、まあ一回くらい通しで見ておこうかなと。

レンタル屋の割引日に、テレビ放映版をまとめて借りて参りました。

↓実行前の2号のコメント。


本気で見るのか? 
まあ、見たっていいけど、
アニメなんだから! 
期待しすぎちゃダメだから!!
ツッコミ禁止で!!!


はいわかりました。突っ込みません。

でも第8話まで見たら、おなかがかゆくてたまらなくなったので、いきなり劇場版最終話に飛んでしまいました。

ああー、ここまで飛ばすと、さすがにわけがわかんないです。

でもまあ、いいです。
最初から全部見た人も、ラストは何がなんだかわかんなかったみたいなので、同じことですね。



夢オチかなって思ったら、いくらなんでもそれは違いました。

でもさ、夢オチでこそなかったけど、これだけオタクひきこもり系ヒロイズム妄想でひっぱってきて、最後に結局全否定ってのは、ちょっと冷たいですね、作者の人。
ファンと等身大の、冴えない主人公が、かわいこちゃんたちの間でもみくちゃになったり、ヒーローになったりと、さんざん、感情移入でいい気持ちにさせておいてさ、最後に「(相手の女の子なんか)誰だっていいんでしょ」とか「自分のことも嫌いなんでしょ」とか、それはないじゃん。

アヤナミちゃんの扱いも、ずいぶんでしたよね。


しかし、そうは言っても、やっぱり見てよかったですよ。
聞くと見るとじゃ大違いでした。
視聴前の想像と大幅に異なる点は、

  
  • エヴァってロボットじゃないんだ(ガンダムと似たようなものかと思った)

  •   
  • エヴァってメスなんだ!!(そもそもオスメスがあるとは…)

  •   
  • 綾波が主人公じゃないんだ(他の登場人物を知らなかった)

  •   
  • 綾波がヒロインってわけでもないんだ

  •     (てっきりそうなのかと)
      
  • これ、わりとアダルトだ (エロもグロもある。小学生以下はダメ。
       個人的には中学生もやめておけと思う)

  •   
      
    あと、エヴァがコード付き(へその緒?)ってのも、けっこう衝撃的でした。

    う~ん、細々したディテールが人気を呼んだのでしょうけど、フィクションを作りこむためのフィクションてのは、どうも私はめんどう臭くて……。(指輪物語(原作)もそれでのめりこめない部分があったし、イーガンもそのあたりがちょっとうっとおしい。)


    劣等感、引きこもり、自傷行為、過剰適応。思春期の問題を類型的に取り上げすぎるのもどうかと思うし、どうせマンガだとはいっても、クリスチャニズムをこういう形でいじるのは、あんまり賛成できない。
    あれこれ作りこんだ割には、最後の止揚が説明不足で(だからみんなわかんないんだよ!)、感覚的になりすぎちゃった気がします。

    これなら「2001年宇宙の旅」とか「幼年期の終わり」のほうが、よっぽどわかりやすいかも。

    内容が難解なんじゃなくて、描き方の問題なんだと思うよ。

    あ、結局、つっこんじゃった。
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    見た映画(DVD)TB:0CM:0
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