常世国往還記

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ラピュータの住人

2009/01/21(水) 13:52:30

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
容疑者Xの献身(book)
posted with amazlet at 08.09.03
東野 圭吾
文藝春秋 (文春文庫 )

まずは比較的新しいところから。といっても、これは何年も前のハードカバーを昨年文庫化しただけだから、実は新しくもなんともないのですが。

えー、たいへんよく売れております。探偵ガリレオシリーズの短編がTVドラマ化され、まだどうにか二枚目役が張れるフクヤマ君が主演したのが大きかったです。フクヤマ君はドラマに出始めた頃から注目しておりまして(もうかれこれ20年前か…)、まあファンといえるかもしれません。
初めて見た「KYなエリート若手社員」役(超生意気)があまりにもはまっていたため、私の中では「変な人」の印象で固まってしまっております。及川光博さんに近いイメージです。ミュージシャン志望で上京したのに、音楽ではうまくいかなくて、仕方なく出ていたドラマで人気者になったら、CDも売れちゃったんでした。よかったね。歌は少々アレですが、それもそのはず、本来はギタリストなので、ギターはなかなか上手なんですよ。大昔(10年以上前)、NHK-BSのマニア向け洋楽番組で弾いてるのを初めて見たときはびっくりしました。当時は話もオタクそのものでした。やっぱり変な人です。

というわけで、理論物理学?のガリレオ湯川先生役は、ぴったりのキャスティングだと思いました。柴崎コウちゃん演じるお相手役は、原作では北村一輝さんの役と合わせて一人の若手刑事で、ガリレオ先生とは大学同期のサークル友達という設定です。ということは、あの刑事さんはキャリア組なんだねえ。
ドラマ的には花も必要ですから、コウちゃんはあれでいいとして、残念なのは北村一輝さんがフツーの人役をやってること。フツーじゃないでしょ、あの人。黙って出したら、これが犯人かと思うじゃないですか! 彼を使うなら、もっととんでもない設定にしてもらいたかったです。今年のNHK大河ドラマのキャスティングも、ほんとにどうかと思うよ! ああ、「時宗」のときの頼綱はよかったなあ。
まあ、あんまり強烈な役を当てて、主役を食っちゃっても困るか。

さて、ドラマと同じ配役で昨秋映画化された「容疑者X」(映画は未見)です。
このシリーズはどれも「ネタのためなら何でもやります!」的な、超人的にマメな犯人が出てくるミステリで、推理には整合性があってもストーリーには無理があります。シリーズ初の長編である本作もご多分に洩れません。
不遇の「天才数学者」という設定の中年男が、隣の年増美人に惚れるのですが、その惚れ方たるや、純情を通り越して何か病的なものを感じさせます。理系男子の大半がアニオタであるというのは現代の常識ですが、この中年男の場合も、対象が三次元という違いはあるものの、根は同じと思われます。
一般にこの手の人は、頭は良くても日常生活では「使えない」ものなのに、この先生は驚くほど有能で、経験もないのに何でも手際よくできちゃうのが非常に嘘くさい。頭で考えることと、現実に手を動かすことって、本質的に違うでしょ。「以上はすべて、隣の痴話喧嘩を盗み聞いた彼の妄想でした」ってオチなら、ベタだけどとっても納得だったのにな~。

さんざん理詰めで進んできて、ま、これはお話よりも理屈を楽しむ今様「ホンカク」だからね、と思っていたら、ラストがアレですよ。泣けますか? 私は違う意味で泣きたくなりました。


ところで、「犯人がいっしょけんめい頑張って隠蔽し、探偵がそれを崩す」という通常のミステリのパターンを、完全にひっくりかえして、無茶苦茶おかしかったのが、昨秋のドラマ「33分探偵(DVD)」です。
探偵が時間いっぱい使って、苦心惨憺、真犯人がやりそうなトリックや隠蔽工作を案出しますが、助手からも証人からも、そして犯人からさえ「無理。」と否定されてしまうのです。
古典ミステリのネタが次々と槍玉にあがります。そーだよなー、無理だよなー。

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