常世国往還記

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仏式ハムレット

2007/04/27(金) 19:10:09

悪行の聖者 聖徳太子
篠崎 紘一
新人物往来社 (2006/09)


古代史上の超有名人物でありながら、謎につつまれた聖徳太子の生涯に、一風変わった設定を加えた歴史小説です。

この先、新史料発見なんてことはちょっとありそうにないし、本当のところは分かりっこないので、どんな想像もし放題。古代歴史小説は、ウソかマコトかではなく、読んで面白いストーリーと、多少の説得力があればOKだと思います。要は、作者の筆力次第、どれだけ「見てきたような嘘」を上手につけるかにかかっているのではないでしょうか。
この小説、「嘘」の部分の説得力はそれなりなのですが、残念ながら、思ったほど話が面白くありません。
古代の舞台装置の前でやっている現代劇のよう。現代人である我々にとって、心理的にわかりやすいのはいいですが、背景と登場人物がちぐはぐでヘンです。
こういうのを読むと、横光利一の「日輪」など、(特に好きな小説ではありませんが)大したもんだったんだなあと、あらためて感じ入りますね。

どうせ、リアリティなど望むべくもない世界なら、もう徹底して虚構にしてしまうほうが良かったのでは。
たとえば、「日出処の天子(comics)」。こちらは、同じ聖徳太子ものとはいえ、「そんなわきゃないだろコラ!」と言いたくなるような突拍子もないフィクションです。何から何まで普通でない(笑)人間離れした太子像に、非常な魅力がありますし、太子に振り回される蝦夷はじめ蘇我勢、あやしげな恋愛にからむ女性陣などなど、一応史実をなぞりつつも、作者が作り上げた別次元の世界の中に、きれいに収まっています。

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