常世国往還記

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読書と映画の鑑賞記録。
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忘れじの日々

2007/04/19(木) 22:21:46

グッバイ、レーニン!
グッバイ、レーニン!(cinema)
監督 ヴォルフガング・ベッカー
ダニエル・ブリュール、カトリーン・サーズ、
チュルパン・ハマートヴァ、マリア・シモン
2003年 ドイツ
posted with amazlet on 07.03.31


ドイツ統一前の東独・ベルリンで生まれ育ったアレックス青年は、反政府デモ参加中、官憲に逮捕されてしまった。その瞬間を偶然目撃したママは、心臓発作を起こして人事不省に。
パパが家族を捨てて、西側の女のもとに走って以来、自由主義を憎み、共産政権下で模範市民としての活動にまい進してきたママ。そんなママにとって、アレックスの行為は普通の親以上にショックだったのだ。
責任を感じ、懸命に看病するアレックス。その甲斐あって、数ヵ月後、ママは奇跡的に意識を取り戻した。だが、病状は依然として深刻で、ちょっとしたショックやストレスも命取りになるから絶対に避けなくてはならないという。
「そんなこと言われても…」
当惑するアレックス。というのも、ママが意識を失っている間に、東西ドイツは再統一、ベルリンの壁は壊され、西側の富や文化が一斉に流入して、町の様子は一変してしまっていたのだ。「西」嫌いのママが、こんな祖国を見たら…!!
アレックスは、大切なママのために、旧ベルリンを再現すべく奔走するのだが。

ダサイ服、貧しい家具、まずい食料品…ここまでやるか、というくらい、復旧に情熱を傾けるアレックス君を笑いながら、やがて、彼や協力者たちの熱意が、ママのためだけではないことに気づかされます。
東西統一によって、西の同胞と再開できたし、自由や物質的な豊かさや、良いものがたくさん入ってきた。でも、目先の幸せに気をとられて、何か大切なものを忘れてしまってはいないだろうか。
社会主義の敗北が明白となった昨今ですが、中国の格差の報道などを見るにつけ、おそらく遠くない将来、好むと好まざるとにかかわらず、反省と見直しの時が来るだろう、そしてその結果が、今世紀の新しい理想や目標を規定していくことになるだろうと思います。

単に懐旧というだけではない、皆の心の中の小さな痛み。そして、信念の人であるママにも、誰にも言えなかった苦い秘密があって。
地味ながら、歴史の流れに翻弄される庶民の哀歓を描いた佳作です。

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見た映画(DVD)TB:0CM:0
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