常世国往還記

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読書と映画の鑑賞記録。
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ひとり勝手の戦争

2007/03/06(火) 17:49:02

青の炎
青の炎(book)
posted with amazlet on 07.03.06
貴志 祐介
角川書店 (2002/10)

湘南・鵠沼の豪邸(想像)で暮らす高校生 櫛森秀一の平和な生活は、母のヒモ同然の曾根という薄汚い中年男に蹂躙されていた。かつて母の再婚相手だった曾根は、素行が悪いうえに秀一を虐待したため、一度は祖父によって追い出されたが、祖父母亡き後、またぞろ櫛森家に入り込み、母のお人よしにつけこんで主人面をしているのだ。
曾根のいやらしい目つきが、母のみならず、年頃になってきた妹の遥香に向けられるにおよんで、秀一の憎しみは頂点に達した。彼は、ひそかに温めてきた計画を実行に移すべく、入念な準備を開始する。


主人公に感情移入できないのが最大の難点。
トラウマ含みらしいし、それでなくても高校生なら、多少は無理もないんですが、それにしたって「お前、何様?!」と言いたくなるくらい尊大で自己中で、可愛げがありません。だから、後でいろいろと困ったことになっても、「ざまを見ろ」という気分になってしまうのが、サスペンスとしては痛いです。
これがハイスミスだと、もっと変な人・嫌な人が主人公でも、ハラハラしてしまうのは何故でしょう。作者がより客観的で、主人公におかしな入れ込み方をしていないからなのかも。


それより、同じ年頃の子を持つ親として考えてしまったのは、秀一くんのように、親や祖父母に頼れない場合、うちの子だったらどこへ相談を持ち込むだろうか、ということです。

まず伯父・叔父だろうな。少なくとも、確実に一時的な保護は得られます。
それがなければ、2号は高校の先生のところへ行きそう。もしくは塾の先生かな。3号は主治医の先生、友達の親、床屋のおじちゃんとか。
近所なら、向こう三軒両隣、昔からのおつきあいだし、皆さん親切だから、大概どこでもOKです。
あ、こうしてみると、けっこう頼れそうな大人がいるもんですね。

それに比べると、秀一くんは、本人も家庭も、全くの孤独です。
祖父の代から住んでいる家なのに、近所づきあいは無いんだろうか、頼る親戚や知人はいないんだろうか。ずっと地元暮らしで、地元の公立に通ってるのに、友達が少ない。少ない友達とも、横のつながりしかない。高校の先生は、単なる点景人物だし。
本人がやな奴だから無理もないけど、こういう子は危ういでしょうね、いろんな意味で。

核家族で、少子化で、親戚少なくて、ばらばらに住んでいて。さらに、シングルマザー・シングルファーザーも珍しくなくなった今日この頃、いざという時のための、子供の駆け込み先を、日頃からこころがけておいたほうがよさそうです。

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