常世国往還記

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黒い黙示録 (book)

2004/06/07(月) 21:33:22

黒い黙示録 (book)
カール・ジャコビ著 矢野浩三郎訳 国書刊行会 1987年


いわゆるパルプマガジン作家、カール・ジャコビの処女短編集。
典型的な怪談のほか、SFやファンタジーの色合いの強い作品も収められています。
ラヴクラフトが絶賛していたというだけあって、アイデアの面白さだけでなく、イメージの美しさが印象的でした。( )内は発表年

黒の告知(1933年) 
 吸血鬼もの。

霊界通信(1934年) 
 ちょっと映画「オーロラの彼方に」を思わせます。

呪いのステッキ(1934年) 
 気持ちはわかるがはた迷惑です。
 これだけのことをやらせておいて、ご恩返しのひとつも無いとはどういうことか。
 やたらな中古品を買うのは考え物です。

二百年の疾駆(1932年)
 わりとオーソドックスな怪奇民話風。
 「スリーピー・ホロウ」と似てる。

(1937年)
 上がったり下がったり。

運河(1944年)
 SF世界における悪夢の逃走劇。
 追い詰められた主人公の心理と幻想的な描写がリンクして、
 なかなか深いものがあります。

悪魔のピアノ(1934年)
 マッド・サイエンティストのプロジェクトX。

最後のドライブ(1933年)
 他人を巻き込むのはやめてくれ。

魔銃(1941年)
 不条理でない変身ものなら、やはり「山月記」がいちばんですね。
 これもいい線いってるんですが、惜しいところでした。

サガスタの望遠鏡(1939年)
 何となく火曜サスペンス劇場。

湖の墓地(1933年)
 湖底に沈んだ墓地と、それを守る男の物語。
 墓地のイメージが哀れに美しい。

ピストル小島(キー)の宝(1947年)
 欲望は人を狂わせる。

苔の島(1932年)
 SF巨大植物の島。

カーナビーの魚(1945年)
 ローレライ伝説。怪談ながら、美しいものです。 謎めいたオチは、さまざまな想像を誘います。

キングとジャック(1938年)
 呪いのトランプ。

宇宙交信(1938年)
 電波系。春先に増えます。やばいです。

二振りの剣(1933年)
 歴史幻想。

色彩の研究(1939年)
 黒=悪、白=善、というのは、常識的すぎて。

マイヴ(1932年)
 処女作。淋しく不吉な沼地での幻視体験。
 萩原朔太郎の「猫町」を連想しました。

落書き(1944年)
 これも一種の電波系なのですが、
 宇宙人がイメージを送りこむというアイデアは、
「未知との遭遇」でも効果的に使われていましたね。

風の中の顔(1936年)
 「黒衣の女」というテーマで、第一話と対をなしています。
 地を這う恐怖と天翔ける恐怖。
 ところでカエル除けの塀って、じっさいに造ることがあるんでしょうか。

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