常世国往還記

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読むマンガ

2006/09/03(日) 13:22:33



これは文藝春秋のウッドハウスシリーズです。どのくらい続くのかわかりませんが、今のところ二冊出ています。ちなみにもう一冊はジーヴスものではないようです。

国書刊行会との最大の違いは、ハードカバーであること。断然重たい。携行用としては、あまりお勧めできません。
当然翻訳者も違います。読んだ感じでは、こちらのほうが原文により忠実かなという気がしますが、軽妙さという点では国書刊行会の森村訳がまさっています。原文も大事ですが、モノがモノだけに、文章のリズムは大切にしたいところです。
編集方針も、文春のほうが少々物堅く、翻訳選集刊行に寄せられた“ウッドハウス協会”(そんな組織まであるんだ!)からの序文や、先にあげたウォーや吉田健一先生のウッドハウス讃なども収録されていて、研究的な?興味に応えてくれます。
軽いお笑い小説なんだから、そんなに気張らなくても…とも思いますが、まあ好きずきですね。

バーティー&ジーヴスシリーズの短編集で、初期のものから集めたようです。

ジーヴズの初仕事:国書刊行会「それゆけ、ジーヴス」にも収録されていました。ジーヴズが初めてウースター家に現れたときのお話。

ジーヴズの春: ジーヴズって何歳くらいなのでしょうか。独身であることは間違いありませんが、何となく、バーティーよりはかなり年長のように想像していました。しかし、この話では、女性関係にも強いところを見せています。デートもするようです。謎です。
失恋デパート男だった、独身時代のビンゴが登場。彼の身分違いの恋を叔父さんに認めさせるため、ジーヴズの考案で、ロージー・M・バンクス著のベタベタなシンデレラ小説(ハーレクインロマンスみたいなものでしょう)を利用した、手の込んだ策に打って出るのですが…。オチが秀逸。

ロヴィルの怪事件: フランス滞在中のアガサ叔母(刊行会では伯母。彼女の親以上に高圧的な態度は、伯母のほうがふさわしいような気もするのですが)から呼び出しをくらったバーティー。お気に入りのカマーバンドとジーヴズを伴って、おそるおそる出頭したところ、果たして叔母の用件とは、牧師の妹との見合い話だった。叔母さんも相手も大乗り気で、話はバーティーを無視してどんどん進んでしまう。しかし、どう考えてもノリも反りも全く合わないこの縁談、なんとか逃れるすべはないものか。ところがその矢先、タイトル通りにホテルで大事件が起こり、事態は意外な方向へ…。

ジーヴズとグロソップ一家: ふたたびビンゴ・リトル登場。今度の“運命の”恋のお相手は、郊外の屋敷で暮らすホノーリア・グロソップ嬢。彼女のハートを射止めるため、ビンゴは健気にも弟オズワルドの家庭教師を買って出た。ホノーリア嬢自身が強烈な個性の持ち主である上に、オズワルドも根性の悪いクソガキで、見通しは暗い。しかし実は、ビンゴの恋の成り行きは、バーティー自身の将来にも大いに関係するのだ。
ここはどうしても一肌脱がねば…と思ったが、バーティーの外付けHDD・ジーヴズは、折悪しく休暇中。もたもたしているうちに、関係者の数が増えてゆき、状況は大混乱に。

ジーヴズと駆け出し俳優: アガサ叔母さんの怒りから逃れてニューヨークにやってきたバーティーのもとに、当の叔母からの紹介状を持ったシリルがやってきた。彼をうまくもてなせば、叔母さんも機嫌を直してくれるかも? しかし、シリルは到着早々トラブルに巻き込まれてしまう。

同志ビンゴ: ビンゴ・リトルの今度の恋は、相手もあろうに活動家の娘だった。待て待て、新興貴族の叔父さんの相続人であるお前が、どうして共産主義者の婿になんかなれる? だがビンゴの決意は固く、巻き込まれたバーティーも危うく洗脳されそうになる。

トゥイング騒動記: 失恋の痛手をいやすため、都会を離れたビンゴは、トゥイング・ホールに引っ込み、バーティーも同地に避暑に赴く。そこへバーティーの双子の従兄弟、ゴキゲンなクロード&ユースタスのコンビが合流、馬鹿げた賭博ゲームを開催して、ドタバタの大騒ぎに。

クロードとユースタスの出帆遅延: 何かというと騒ぎを起す双子に業を煮やしたアガサ叔母さんは、彼らの母親であるエミリーの懇願にも耳を貸さず、二人を南アフリカの会社に就職させてしまうことにした。だが、出国までのお守り役を仰せつかったバーティーの不安は的中。二人は壮行会で飲みすぎて、あっさり翌日の汽車に乗り遅れてしまったのだ。

ビンゴと今度の娘: ビンゴが可愛いウェートレスに惚れ込んだ。またか。だけど、今度の相手はちょっと様子が違う。ただのかわい子ちゃんじゃない。こんなに知性も教養もある、品のいいしっかりした娘が、どうしてウェートレスなんてやってるんだ? バーティーの疑問も当然、彼女には秘密があった。その驚くべき正体とは! 回りまわって、気の毒なバーティーにとんでもない累が及びます。

バーティー君の変心: これも「それゆけ、ジーヴス」と共通です。

ジーヴズと白鳥の湖: アガサ叔母さんの屋敷に一月近く滞在することになり、意気消沈するバーティーのもとに、差出人不明・意味不明の謎の電報が届いた。首をかしげながら屋敷に到着したバーティーの前に現れたのは、甘い新婚生活中のはずのビンゴ。なぜこいつがここに? ますます混乱するバーティーに追い討ちをかけるようにビンゴは、自分とは赤の他人、初対面のフリをしろと言う…。

ジーヴズと降誕祭気分: 魅力的な美人のレイディ・ウィッカムからクリスマスに招待されたバーティーは、ふらふらとなって、ジーヴズの冷たい視線にもめげず、楽しみにしていたモンテ・カルロ行きをキャンセルし、急遽スケルディングスに向かうことにした。ところが、出発直前にアガサ叔母から不吉な電話が。なんと、先方には因縁のサー・ロデリック・グロソップも来ているというのだ。楽しかるべき降誕祭に、早くも暗雲がたれこめはじめた。

ガッシー救出作戦: ジーヴズがキャラとして確立する以前の、バーティーを主人公とするドタバタ短編。ジーヴズは完全なチョイ役、バーティーも姓が違うし、アガサ叔母さんを除き、後のシリーズとの関連はほとんどありません。ガッシーは、シリーズで登場する同名の友人とは別人で、ここではバーティーの従兄になっています。
往年のハリウッド喜劇映画のような味わいの、一話完結ものです。

 
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