常世国往還記

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葬られない死体

2006/08/16(水) 15:32:35



人気ミステリ作家のヴェルラムから、二年ぶりの最新作原稿が届いて、沸き立つ出版社。しかし、編集者のファールは、作中のトリックに見覚えがあった。別の出版社に居た頃読んだ、無名の新人のボツ原稿だ。まさか、盗作? だが、トリックには確かに覚えがあるものの、作品のタイトルも作者の名前も思い出せない…。
あいまいな主張で社長を怒らせてしまったファールは、当時の同僚で、記憶力抜群のフリージャーナリスト、ヴァーノンを訪ねた。ところが頼みのヴァーノンも、トリックと登場人物までは思い出せたが、肝心の点についてはサッパリ。しかし、この件に興味を持ったヴァーノンは、ひそかにヴェルラムの身辺を調べ始めた。

一方その頃、ヴァーノンの親友マクドナルド主任警部は、サマーセットでひき逃げにあって死亡した、ジョン・ブラウンと名乗るホームレスに関する奇妙な報告を受けていた。直接の死因となったのは、交通事故の傷ではなく、被害者は120マイルも離れた土地で何者かに襲われたあと、発見現場に放置されたものらしい。
マクドナルドが、休暇を利用して、私的にこの事件を捜査すると聞いたヴァーノンは、同行を申し出た。なんと、ジョン・ブラウンが襲われたとみられる場所は、偶然にも例の作家、ヴェルラムの滞在先に目と鼻の先ほどのところだったのだ。変死の謎と、盗作疑惑、おいしいネタを二つ同時にものにできるかも? 
春浅い田舎道をドライブがてら、のんびり聞き込みをはじめた二人の前に、早くも予想外の障害が立ちふさがった!


二つの事件が出揃った瞬間、「あ、もう分かった」と思いましたが、早計でした(笑)。思ったより複雑です。
作者はクリスティーと並び称される人気女流だったそうですが、ドラマ性はクリスティーに劣るものの、しっかりした組み立てと、すぐれた描写力、ほのぼのしたユーモアを味付けに、万人向けの嫌味の無い作品です。サスペンスありアクションあり恋ありで、サービスもたっぷり。
行動力があって重厚なマクドナルドと、アイデアマンでちょっと軽めのヴァーノンは名コンビです。

なお、"John Brown's Body"は、作中で主人公たちが(いささか不謹慎ながら)口ずさんでいるのを見てもわかるとおり、南北戦争以来の愛唱歌で、解説によれば、奴隷解放運動の犠牲になった実在の人物を歌ったものとのこと。どんな曲かと思ったら、リパブリック賛歌の元歌なのだそうです。で、そのまた替え歌が「ごんべさんの赤ちゃん」と。もとはとても哀しい歌だったんですね。なんでこんな歌詞をつけたんだか…。

 
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