常世国往還記

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違うから楽しい

2006/08/10(木) 18:22:00



流行りの男脳・女脳のおはなし。

男児と女児では、行動も成長の仕方も異なるというのは、子供を育てた人なら誰でも経験的に知っていることですね。私の母親はボーヴォワール全盛時代に大学生やってた人ですが、「“性差は社会的な慣習によって作られるもの”なんてたわごとだった」とよく嘆いてました。ごめんね、お母さん。

しかしながら、「ブレンダと呼ばれた少年」にみるような残酷な実験とその結果によって、男女で脳に機能差があるらしいということが科学的に認知されるようになったのは、比較的最近のことです。
その後、行動学や心理学だけでなく、脳そのものの研究から、男性と女性では、脳の使われ方が違っていることがわかってきました。

本書は、成人の脳にみる性差の研究をさらにすすめ、成長期の子供では、男女間にどのような違いがあるのか、また、その違いが実際の行動面にどのような形であらわれるかを、現在までの研究結果をふまえて、わかりやすく紹介したものです。


私は女の子を育てた経験がないので、比較できないのが残念ですが、こと男の子に関しては、本書に書かれていることが、何もかも符合するので笑ってしまいました。

「出生時には男女差は存在しない」という考え方が教育界に浸透したために、今の子供たちは、極端に画一的な教育を受けることになってしまいました。
また、女性差別を是正するという発想から、学校教育全体が女の子寄りに修正されたため、今度は逆に男の子たちが、学校生活に適応できなくなりつつあります。
共学校で元気のいいのは、決まって女の子。男の子たちは、女子のしもべに甘んじるか、さもなければやさぐれています。ちなみにうちは二人ともやさぐれ派。

でも、だからといって、本書の著者のように、「男女別学こそが理想の教育方法」とも思えません。
男と女で、社会的な活動の場が画然と分れていた過去の社会と違って、男女平等の世の中です。将来は必ず一緒に仕事をしたり、家庭経営をしなくてはならないのだから、相手のことをよく知っておく必要があります。
男女には、違うところもあるけれど、同じ人間として共通部分もたくさんあるのに、別学では、違いばかりが強調されてしまうような気がするのです。たとえば現在男子校生の3号くんやそのお友達が、ステレオタイプな“オンナノコ”を夢想している様子などを拝見しますと、どうもなア…と思っちゃうんですよね。

まあ、本書を読むかぎり、アメリカと日本では、共学校の現状にかなり差があって、あちらでは共学校の生徒のほうが、むしろ性差に敏感になるようなので、このへんは、彼我の文化的な違いなのかもしれません。

幼稚園から何からすべて別学に、とか、何もそこまで制度的にガッチリハッキリ決めてしまわなくても、ただ単に、教育者や家庭が、“こういうものなんだ”“皆が同じにできるわけではないんだ”と分かっているだけで、かなり違ってくるんじゃないでしょうか。男女差だけでなく、個々人の違いだってあるわけですから、あとは、様子を見ながらフレキシブルに。
どうも、学説だとか思想だとかでがんじがらめの制度を作ると、ろくなことがないような気がします。
“人間”に関することですから。正解は一つじゃないし、また一つである必要もないでしょう。


 
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