常世国往還記

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Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
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サロン文化のたそがれ

2006/06/14(水) 14:28:54



フレデリック・ショパンとウージェーヌ・ドラクロワ、二人の天才芸術家と彼らを取り巻く人々との交流を通して、社会の変化に押し流され、衰退していくフランス貴族文化の末期を描いた、長い長い長い小説。

文庫版なら二部各上下の四冊構成だということを、よく考えてとりかかるべきでした。ハードカバーは第一部・第二部の二巻のみ。ちょっと厚めだけど、恐れるほどではない……と甘く見たのが大間違いで、第一部550ページ、第二部なんと700ページもの大作。薄紙を使って、ツカが出ないようにしてあるんです。とほほ、聖書かよ…。


当時のサロン社会の実態が垣間見られて、面白くないことはないのですが、特に第一部は、ジョルジュ・サンドとその娘の、金のからんだ母娘ゲンカという、スキャンダラスなエピソードの羅列。
女性週刊誌でちょこちょこ読むなら楽しいけど、延々何百ページも続くと辟易します。
言ってみれば「月と六ペンス」の六ペンスが大部分。月の部分もあるにはあるのですが、評論のように抽象的で。
まあ、当時は芸術などといっても、作品や表現者そのものより、社会にいかに受容されるかが問題だったということなのかもしれません。

ええと、結局、サンドのような進取の精神に乗り切れず、時代に消費されつくしたショパンと、サロンにそれなりに適応しながら、したたかに次の時代への地歩を築いたドラクロワとを対比した、ということでいいのかな。
しかし、何も調べたことを全部書かなくたって…。テーマの洗い出しが大変。こういうのを若書きというのでしょうか。できればもう少し読者に優しく。

第二部冒頭の、ショパンのコンサートの描写は素敵でした。音楽家と画家が主人公の割には、作中、音も色もほとんど感じられないのですが、ここだけは、確かに音楽が鳴っています。


ショパンだけなら、こっちのほうが面白いかも。まだ連載中です。
ショパンの顔が笑える。でも何気に小説より天才らしいような気が。

  ショパン物語(林 倫恵子作)

ふーん、リストって、年を取ってからの頑固じじいみたいな写真しか知らなかったけど、若い頃はイケメンだったんですね。
フォンタナ、カワイソス。

 

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読んだ本TB:0CM:1
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コメント

主人公や楽しいけど


フレデリックを衰退しなかった。


BlogPetのありす #-|2006/06/19(月) 12:55 [ 編集 ]
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