常世国往還記

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虚無・狂気・軽薄

2006/03/16(木) 23:24:33

血は冷たく流れる

ロバート・ブロック著 / 小笠原 豊樹訳
早川書房 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。


ロバート・ブロック、どこかで聞いたような…と思ったら、サイコ・サスペンス映画の古典的名作、その名も「サイコ」の原作者だったのでした。
といっても、サイコパスもの専門というわけではなく、SF系あり、奇想系あり、「ポオ蒐集家」のようなパロディ作品あり、なかなか守備範囲の広い作家です。
こちらのページに、邦訳全タイトルをまとめてくださっています。もはや入手困難なものが多いと思われますが。
 翻訳作品集成 ロバート・ブロックの項


こわれた夜明け」「野牛のさすらう国にて」は、核の影の濃い話。1950年代の世相を反映しているのでしょう。シニカルで悲観的。

芝居を続けろ」「名画」「最後の演技」「ほくそ笑む場所」「フェル先生、あなたは嫌いです」「強い刺激」は、サイコパス関係です。
芝居を続けろ」は、オチが勉強になりました。そうだったんだ…。
最後の演技」うわわわわ。こりゃひどい!
フェル先生…」は、マザーグースのひとつ。なんか好かん相手と思ったら!
強い刺激」はサイコパスらしいサイコパス。なめたらあかん。

ショウ・ビジネス」「わたしの好みはブロンド」「本音」は奇想もの。「ブロンド」と「本音」はSF要素も。

うららかな昼下がりの出来事」は、「ポオ蒐集家」と同じようなパロディ。大人の国のアリス。

」は幻想小説。Death note がこんなところにも。
あの豪勢な墓を掘れ!(dig that crazy grave!)」は、ジャズの曲名かな? 音楽の魔力を描いた、これも幻想的なお話。

ベッツィーは生きている」は、淡々とした語り口ながら、意外に深刻な人間悲劇。登場人物が最も「生きている」作品でした。ジミイ・パワーズが憑かれたように仕事に励むわけ、スティーヴの微妙に揺れる感情、ベッツィーの偶像と実像の対峙など、スリリングな心理ドラマです。

 
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