常世国往還記

本と映画のノート



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

最新の記事

過去ログ

ブログ検索

FC2ブログランキング

RSSフィード

プロフィール

かもめ

Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
日記もちょっとだけ。








ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

壜の中の手記

2004/05/28(金) 17:23:09



壜の中の手記(book)
ジェラルド・カーシュ 晶文社(晶文社ミステリ) 2002年


歪んだパラレルワールドで展開する奇妙な物語集。
ミステリのようでミステリでなく、ファンタジーのようでファンタジーでもなく、SFとも違う。散文としてよりむしろ、詩文のようにその不思議なかたちの世界をまるのまま味わうのがよいのでしょう。
映画の原作に使われることがたびたびあったようですが、残念ながら未見のものばかり。機会があれば是非観たいと思います。



豚の島の女王 1949年
中国の「人豚」の話かと思いましたが、まあ似ているようでかなり違います。頭、体、手足が、それぞれ別々の人格だったら? 所詮ばらばらには存在し得ないというお話。

黄金の河 1958年
ちょっとO.ヘンリーっぽいかも。でもやはり夢幻世界です。

ねじくれた骨 1968年
ねじくれた運命。世界は次々に反転します。

骨のない人間 1954年
同様なアイデアで、もっと手の込んだSFもありますが、カーシュの場合は、理屈よりも薄気味悪い雰囲気を味わいます。

壜の中の手記 1957年
煮ても焼いても食えない毒舌作家ビアスのロンダリング。不味そうです。

ブライトンの怪物 1948年
欧米人にとっては、さぞや珍しかったのでしょうね。
こう来るか、というオチ。日本人にはちと辛い。

破滅の種子 1947年
カームジンと『ハムレット』の台本 1962年
つまるところ、カーシュにとっての創作とはそのようなものだったのかもしれません。虚構の実在性とは何ぞや。

刺繍針 1953年
ちっ、クソガキめ、これじゃ名探偵も台無し。
「子供は無邪気」というまやかし。サキの系列ですが、なんとなくおかしみがあります。

時計収集家の王 1947年
これも、嘘から出たまことのお話。筋立てが奇想天外。怖い。

狂える花 1958年
今でいえば、遺伝子操作とか。だいじょぶなんでしょうか。

死こそわが同志 1938年
死の商人サーレクの救いのない虚無感。これが20代の作品とは。20代だから書いたとも言えますが。ほんとうにどこまでも暗い。
初期作品が猛烈に暗い作家って、日本でも多いですね。松本清張とか、藤沢周平とか。
スポンサーサイト
読んだ本TB:0CM:0
<< ヘルター・スケルター ホーム全記事一覧リバーズ・エッジ >>

コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://segrokamome1.blog27.fc2.com/tb.php/20-7f7add28

Copyright(C) 2006 常世国往還記 All Rights Reserved.
template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。