常世国往還記

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スウィフト考 (book)

2004/05/22(土) 15:42:28



スウィフト考
中野好夫著 1969年 岩波書店(岩波新書)

雑誌の連載エッセイをまとめたとのことで、一続きの評伝ではなく、お話があっちへとんだりこっちへとんだりしますが、なにしろあまりにもな内容(これは著者の責任ではなく、ひとえに対象たるスウィフトがとんでもない人物だったからです)と、テンポのよい文章(これは著者の功績)のおかげで、一気に読み終えました。

相当の奇人であったとおぼしき夏目漱石すら、英国留学中にスウィフト作品を知って仰天したというのだから、その突出ぶりは瞠目に値すると申せましょう。かの「猫」のルーツもどうやらスウィフトあたりにありそうですが、げんなりするほど毒々しいスウィフトの仕事に比べると、猫などまことにお上品で控えめ。日本人の美徳の結晶であるかに感じられます。

1667年の出生からして、どうやら英国上流社会のパロディのような事情だったらしく、誰が本当の親なのか、誰に育てられたのかすらはっきりしない、というか、本物の書簡もずいぶん残っているのに、本人がわざわざ創作を加えた記録を残してくれたりしたので、後世の研究家にはもう何が何だかわけがわからず、めいめいが好き勝手に想像するしかなくなってしまっているようです。
自分の生涯すら創作してしまう。まさにパロディ作家の鏡といえるかもしれません。本人の関与は定かでないとはいえ、デスマスクは全然似てないのが二つ残ってるし、お墓の事情も謎。
「ガリヴァー」も妙な話ですが、それ以上に作者本人が変。

一読をお勧めします。
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