常世国往還記

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次回作をお楽しみに

2006/11/08(水) 17:08:59

ナイトフォール(上)
N. デミル 白石 朗訳
講談社 2006年

1996年7月、日暮れ前の砂浜で秘密の逢瀬を楽しむ不倫カップルの目の前で、離陸直後の旅客機が爆発、墜落した。乗員乗客230名全員が犠牲になった、TWA800便墜落事故だ。
人目につくことを怖れた二人は、慌てて現場を後にしたが、その夜の嬌態を録画した私製ポルノビデオの背景には、事故の模様が一部始終映っていたのである。

五年後、愛妻ケイト(FBI捜査官)の誘いで、TWA機墜落事故の追悼式に参加したジョン・コーリー(ニューヨーク市警OB・連邦テロ対策ナントカ略称ATTF捜査官)は、ケイトの巧みな誘導で、事故原因に未だ未解決の部分があることを知る。
事故調査中、「爆発直前、ミサイル様の“光の筋”が事故機に向かって上昇していくのを見た」という目撃情報が多数寄せられたにもかかわらず、その正体を完全に解明しないまま、墜落は単純な「事故」として処理されているのだ。
当時、自ら目撃者にインタビューした経験もあるケイトは、この件について、未だに納得できないらしい。ふーむ。

度重なるスタンドプレイが祟って、ATTF内ではすっかり札付きのジョンとしては、愛する妻の頼みとはいえ、寝た子を起こすような捜査にわざわざ首を突っ込みたくはないところ。しかし、高圧的な態度のFBI捜査官グリフィスから、まだ出してもいない手を「引け」と命令され、俄然、ヘソ曲がりの血が騒ぎ出す。
天敵グループの、やけに神経質なこの反応。やはりこの事故には何かあるのか。あるとしたら何か。何故FBIやCIAは、「光の筋」を深く追究しようとはしないのか。それより何より、「光の筋」とは一体何だったのか。
目撃情報だけでなく、何か決定的な証拠となる記録が残っていればいいのだが…。


さて、読後の率直な感想を言えば、
えぐい引っ張り方しやがって!!!

今あわてて買う必要も読む必要もないです。
じきに続編(完結編?)が出るらしいので、それからでも遅くない、というか、そのほうが変なフラストレーションを感じないで済みます。
すっかり作者のお気に入りになった、ジョン・コーリーシリーズの一作ですが、人気作家がシリーズものに走ると、たいていロクなことがない。「王者のゲーム」同様、本筋とは何の関係もない、キャラクター関連のあれやこれやで余計な紙数を稼いでいて、進行ののろさに苛々します。
コーリー自身も、あまり好みのキャラじゃないんだけど、奥さんのケイトなんて、美人でキャリアでエッチ、という以外にいったい何があるんだろうか。殿方にはそれで充分以上なんでしょうが、それにしても、コミックのヒロインじゃあるまいし、判で押したようなアイドル路線は勘弁して欲しい。
むしろ個性的で魅力があるのは、育児休暇中の女性刑事。ハードボイルド路線でキメたがっているコーリーに、パンパースを届けさせる女傑です。この人は良かった。端役だけど。

この先、9.11がからみますので、うかつな展開にはできないでしょう。
どうするつもりなんでしょうかね。

結局、デミルのベストは「誓約」や「将軍の娘」の頃ということになるのでしょうか。
あのレベルをずっと維持しろと言う方が無理なのかもしれませんが。

 
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