常世国往還記

本と映画のノート



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かもめ

Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
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闇のヒロイズム

2006/02/28(火) 23:13:18

トリノ五輪とともに、名実ともに“終わった”らしい2号の入試であります。「万が一にも合格はありえない」と胸を張って言われてもなア。本人が言うなよムカムカ。まだ後期日程があるんだけれども、まあまず無理でしょう。ま、大学生になったら、もうほとんど家には居付かないだろうし、浪人期間がこの子とゆっくり過ごす最後の機会になるだろうと、無理矢理思い込もうとしている現在。


デアデビル

デアデビル

監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
ベン・アフレック ジェニファー・ガーナー コリン・ファレル
マイケル・クラーク・ダンカン ジョン・ファヴロー
2003年 アメリカ
posted with amazlet on 06.02.28

全盲という障害を背負いながら、「超感覚」と抜群の運動能力を武器に、社会の悪に復讐する主人公が、度重なる悲劇を乗り越え、真の正義に目覚めるまでを描いた、アメコミ原作の超暗いヒロイックファンタジー。

ストーリーは、スパイダーマンのパクリ。
スパイダーマンもいいかげん暗い話ですが、こちらは輪をかけて真っ暗。アメコミ原作ものって、どうしてどれもこれもこんなに暗いのでしょうか。強く正しいヒーローという極端にポジティブなイメージと釣り合いをとっているのか?

「超感覚」とやらの描写がちょっと面白かったです。ただし、光過敏体質の方、フラッシュがきつい場面があるので要注意。後で頭が痛くなるかも。
ベン・アフレックは、かっこいい二枚目なんですが、整いすぎててキャラが薄いのが欠点かな。かなり強烈な役なのに、普通の優等生に見えてしまうところがつらい。
音楽が意外に良かった。目で見るより、耳で聴いてるほうがいい作品でした。まあ、もともとそういう話ですし。




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見た映画(DVD)TB:0CM:0

うかれバイオリン

2006/02/27(月) 00:30:33

フィギュアスケートの荒川さん、メダル取れてよかったですね。関係者一同、胸をなでおろしたことでしょう。

まあ確かに、金も当然の素晴らしい演技であったことは間違いありませんが、おとといから50回ぐらい見せられました。さすがにもう飽きた。いくらなんでも報道がくどすぎます。
今日もまだやるんだろうか…。

メダルの本人より感極まっちゃった安藤さんが、意外と冷静な「しーちゃん」にナデナデされているのが可愛かったです。
自分の演技には、いろいろ思うところもあったでしょうに、この子、きっといい子ですよ。なんでやたらと叩かれるんだろ。

ところで、エキジビションの時、ロシア勢のバックで生演奏をしたハンガリーのバイオリニストが気になって気になって。名前を聞きはぐったので、あちこち調べてようやく見つけました。

Strings 'N' Beats
Strings 'N' Beats
posted with amazlet on 06.02.26
Edvin Marton
Bmg Germany (2003/05/05)>


ジプシー・バイオリンです。そりゃハンガリアンだもんね。
ヴィヴァルディがぜんぜんヴィヴァルディじゃないので驚きました。
ものすごく強い、速い。
2号が「津軽三味線…」とつぶやいていましたが、まあ、ざっとそんなイメージですね。ジプキンのバイオリン版と言っても近いかも。

クラシックもポップスも、なんでもやるみたいで、このCDはオリジナル曲らしいです。輸入盤しかなくて、届くのはかなり先です。
早く来ないかな~。

 



偏愛音楽館TB:0CM:0

路地裏のネズミーランド

2006/02/26(日) 18:09:46

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

大塚 英志〔著〕 / 大沢 信亮〔著〕
角川書店 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。


共著ということになっていますが、資料提供や内容整理を大沢氏が担当、文責は主として大塚氏にあるとのことです。

「ジャパニメーション」というのは、「トトロ」や「もののけ姫」などで有名なジブリに代表される、今どきの和製アニメーション映画のことです。
ジブリ作品がアカデミー賞をとったのがきっかけで、その手のアニメ作品を、海外へ売り込もうという動きがあって、よせばいいのに政府が鳴り物入りで支援を始めた。でも、きっとそれ、失敗するよね、というのが本書の主張です。


第一部は、「ジャパニメーション」の拠ってきたる歴史のまとめ。
特に第二次大戦以前~戦中にかけて、日本のこども向けマンガが、ディズニーを始めとするハリウッド製アニメをどのように受容してきたか、表現手法の面から考察しているのが面白かったです。できれば索引がほしかったな。

第二次大戦後のことは大体見当がつきますが、戦前・戦中については復刻で読んだ「のらくろ」「タンクタンクロー」くらいしか知りませんでした。当時は、一種の国策によって、表面的には意外に豊かなマンガ文化が発展していたのですね。

ただ、ディズニーがそうであったように、サブカルチャー的な自由奔放さは、逆から見れば思想的な無節操でもあり、容易に権力に利用されてしまうと。
ドナルド・ダックを読む」という懐かしい書名が出てきました。これ、発禁本(チリの)だったんですか!(そんなことも知らずに読んでいたとは…) 抱腹絶倒の名著だったと記憶しております。興味のある方、例によって絶版のようですので、図書館でどうぞ。


大塚氏といえば、先日読んだ「『おたく』の精神史」の著者で、今やオタク研究の代表的存在のようですが、もとはといえば、オタク系雑誌の編集者兼漫画家、サブカルチャーの専門家です。

後半は、テーマが四分五裂して、どうも私の頭ではうまく整理ができないのですが、上記のような過去を持つ“ジャパニメーション”の海外進出が失敗する理由として著者があげているのは、次のようなもののようです。

国産アニメといっても、内容・手法ともに、所詮はハリウッド製アニメのバリエーションで、独自性に乏しい。一時的に珍しがられても、すぐに飽きられる。

どうでしょうか。アメリカはともかく、アジア方面では、それなりに商売になっているようですが。
商品に「オリジナリティ」ってそんなに必要なのかな。トヨタの技術だって、もともとは模倣ですよね。
お国は芸術作品を作ろうとしているわけではなく、あくまでも「売り物」としてのアニメを求めているのです。ジャパニメーション的模倣は、日本のお家芸とも言えるんじゃないのかな。

主たる消費者であるジャパニメーションファンは、海外でもいわゆる“オタク”族。量的にきわめて限られている。

欧米ではそうかもしれないけど、アジアでは子供が喜んで見てるようですよ。キティちゃんもハムちゃんも大好き。何も市場は欧米とは限りません。
アカデミー賞受賞が、単なるハリウッドオタクの評価だったとしても、宣伝とブランドイメージアップに多大な貢献をしてくれたと思えばOKじゃないでしょうか。

そもそも、アメリカでは海外作品を上映する施設が非常に少ない。一般大衆に普及させることは困難である。

問題はこれかもね。
海外作品にとってハードルの高い国は、アメリカに限りません。施設の点は、任天堂やトヨタに建ててもらえばいいのかな?という気がするけど、国によっては、いわゆる輸出障壁みたいなものもあります。政府の出番か?

ジャパニメーション事業が国策化することによって、サブカルチャーとしての自由度が失われるのがイヤ。

著者のいちばん言いたいのはココかも。何でもありのサブカル世界に、おおやけの手が入るって、確かにものすごく違和感がある。戦中みたいに、やすやすと権力に統制されるようなことになったら、そりゃいやです。でも、正面切って抵抗するのも、サブカルチャーらしくないような…困りましたね。

まあ、「文部省選定」というジャンルは、昔からありましたから、そういう棲み分けをすればいいだけかも。というより、どっちみちそういう流れになるだけじゃないのかな。検定教科書じゃあるまいし、全部を小ぎれいな「商品用」規格にすることなんて、文化の世界ではできっこないもん。


そんなことより、ロリコンマンガの元祖、吾妻センセイが、平成17年度文化庁メディア芸術祭(なんでこんな時期にあるの?)のマンガ部門で大賞受賞ですよ。
いやもう、お腹の皮がよじれるぐらい笑わせてもらいました。
よかったですね。おめでとうございます(笑)。

  受賞作「失踪日記」の感想はこちら

 


読んだ本TB:1CM:0

俗悪番組

2006/02/21(火) 22:16:43

トリノトリノと、マスコミは挙げて国粋主義に走っているようで、いつにも増してテレビをつけるのが苦痛な昨今です。

当時も今も、似たような事情はあったようですね。

  世界新記録病(坂口安吾「安吾巷談」より)

↑青空文庫のファイルです。ビューワーがあると縦に読めて楽。
私はパソコン用に、azur買いました。ふつうの縦読みソフトとしても使えますが、ビューワーから直接青空文庫に接続する機能が意外と便利です。


某国営放送の女性アナウンサーが、「ここで相手が転べば銅メダルですっ!」「みなさん、(他国の選手が)転倒しましたよ!!」などと、嬉々として叫び、まったく品位もなにもあったものではありません。
ちょっとアンタ、相手の失敗を祈っていいのは、阪神戦だけだから!!!

成績はどうあれ、日本の選手が、それぞれに大変な努力を経て、ハイレベルの中で真剣に勝負している姿は美しい。
しかし、それがまるで自分たちの手柄であるかのように、はしゃぎまくり騒ぎまくる周囲の連中は醜悪です。子供に見せたくない番組№1だよ。受信料払うのやめちゃおうかな…。

お互いにベストの状態で、好レースを展開してこそ、勝利に意味があるのです。
ほんとうの競争とは、そういうものでしょう。
スノボのクロスレース決勝で、僅差でゴールした選手たちが互いを称えあう様子は素晴らしかった。きっと、極めたものだけが味わえる高揚感があるのでしょう。
凡人には一生訪れない感動。うらやましいです。

 
そのほか(ドラマetc.)TB:0CM:1

お家騒動

2006/02/20(月) 19:10:59

日航幹部50人、社長に辞任要求 業績不振を理由に
日航社長、造反役員の処分保留 解任報道受け協議・確認

う~ん、相変わらずやってるんですね。
ほんとうに、どうなってるんでしょうか、この会社。
こんなことに暇取られている間に、飛行機が落ちなきゃいいけど。

これでも、学生には人気企業なんだよね…。


沈まぬ太陽 1

山崎 豊子著
新潮社 (2001.12)
通常24時間以内に発送します。


裏切られても裏切られても、JALのためにすべてを犠牲にして尽くしぬく、スーパーサラリーマン恩地の半生の物語。
文庫版では、1・2巻が、左遷先でのアフリカ篇、3巻が遺族の矢面に立たされて奔走する御巣鷹山篇、4・5巻が、ドロドロの権力闘争に巻き込まれる会長室篇となっています。
実在の人物をモデルに、全編迫真のストーリーですが、中でも御巣鷹山篇は、あの、未曾有の大事故のドキュメントも含めて圧巻です。

会社への帰属意識って、かつてはこんなにも強いものだったのですね。
「さっさと退職しちゃえばいいのに」と、恩地さんの第二の人生を、五通りくらい考えてしまった、罰当たりな私たちです。なんたって、レアなアフリカ通ですしね~、顧客対応ばっちりだし、業界の事情通、コネもいろいろ持ってるから。

これだけ仕事に心血を注いでいたら、そりゃあ家庭どころじゃないですよ。年がら年中、単身赴任に長期出張です。
でも家庭崩壊のカの字も無くて、奥さんは黙って耐えるし、子供も不登校になったりしません。もちろん、恩地さん自身も、フラフラ浮気なんてしないのよ。
家族の求心力も、今と比べ物にならないくらい強力だったのでしょう。

時代が違うと言ってしまえばそれまでですが、人生の幸せってなんだろうな~と、少しだけ考えてしまいました。
まあ、少しだけ、ですけどね。

 
読んだ本TB:0CM:0

言われたら負けだなと…

2006/02/20(月) 17:17:45

「ニート」って言うな!

本田 由紀著 / 内藤 朝雄著 / 後藤 和智著
光文社 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。


三部構成で、それぞれを別の著者が担当しています。
テーマが「ニート」という以外に各章の関連性はほとんどないどころか、第二部(内藤朝雄)は「ニート」がテーマとすら言えないくらいです。
いや、第一部(本田由紀)・第三部(後藤和智)はさておき、こと第二部に関しては、かなりのトンデモ本で、目を疑うような記述が随所にあります。これってアナーキズム? 光文社って、こういうノリなんでしたっけ? 
とにかく、何がやりたいんだかわかりません。少なくとも、ニート問題をどうこうという話でないことだけは確かです。最近この手の仰天新書が増えてきたように思うのですが、それは版元のせいなの? 社会のせいなの?

それはさておき、私は「ニート」というのは、てっきり単なる経済上の問題なのだと思っていました。ただでさえ少子化の上に、無業の若者が増えることによって、ますます税収が減るとか、将来の格差拡大につながって、全般的な国力の低下やら社会不安やらを招くとか。つまりイギリスで言われているような、社会問題としての「ニート」です。
ところが本書によれば、この「ニート」という言葉がわが国では一人歩きして、まるで一部の若者のライフスタイルのように言われている。しかも、それに差別的なニュアンスが加わって、「ニート叩き」とでもいうべき社会現象が起きているのだそうです(そうなの?)。

第一部の著者は、「ニート」本来の問題に立ち返り、無業若年者の増加の原因を探り、これが個人の「こころがけ」の問題ではなく、若者の就業システムの変化にあるとし、雇用の安定化をはかるべく、社会全体で改善に取り組む必要性を説いています。ふむふむ。

著者の提案する職業的な専門教育の充実については、全く同感です。進路は、義務教育→高校→大学という一本だけでなく、もっと多様化してよい。学歴ピラミッドの勝ち負けだけではなく、「選択」という概念がより幅をきかすべきです。

現在の硬直化した普通教育の中では、中学における2号3号がそうだったように、能力は並以上でも、関心の偏った生徒は取りこぼされてしまう傾向にあります。彼らの友人にも、その手の子達がけっこう居るのですが、いわゆる底辺校に進学したり、それこそニートになったり、あまり明るい将来があるとは思えない状況です。
得意分野では、それこそ難関進学校に進んだ生徒にも劣らないくらい賢く有能な子たちであるだけに、ほんとうにもったいない。そのような生徒を、専門教育システムで拾い上げ、スペシャリストとして鍛えて社会に送り出すことができれば、専門コースの社会的な評価も上がるのではないだろうか。

ただし、著者の言うような「すべての教育を専門化」は反対。ジェネラリストがスペシャリストより偉いというのは変ですが、これはこれで必要な能力。ジェネラリストも、選択の一つとしてあるべきでしょう。
それにつけても、多くの高校が「普通科」をうたっているくせに、早くから文系理系で教科選択をさせるのは、おかしな話だと思う。

第三部は、「ニート」という言葉の解釈をめぐる考察。
こちらが第一章のほうが、一冊の本としては、すわりがよかったかもしれません。
「ニート」批判がそんなに気になるかなあ。ちょっと被害妄想っぽい気もします。いい若いモンが、「仕事してない」というと、理由はどうあれ、ほめてくれる人はいないよ。
好き好んでニートやってるわけじゃないわい!仕方ないダロ!というなら、開き直っちゃえば。
大人は、世間は、わかってくれないものなんです。
昔から、そうだよ。

 


読んだ本TB:0CM:0

ポアロ出動。

2006/02/16(木) 18:29:54

こんなん出ました。

  「親力」診断テスト


警察ってあんた、そんな、置物壊したくらいで。

子供相手に警察を持ち出す親って、そんなに多いのでしょうか?!


「ドラゴン桜」で有名になった、おやのちから先生ですね。
おかしな名前だと思いました。そりゃ当たり前です。
本名であるはずがないですよね……。


ちなみに、こっちも見てみました。

おおっと。言ってはいけないAとCを、言いまくっています。

2号は、大学入試一週間前なのに弛緩ぎみなので、
緊張させる必要があるのです。

ちなみに向こう一年の人生は、合格するしないで大違いです。
それはたしかな事実です。

B:合格だけがすべてではないかもしれないが、
もう一年は、確実に受験勉強でつぶれます。

Dのようないいかげんなことは、とても口にできません。
そもそも前提条件があやふやです。

あとは神頼みです。

なみま雑記TB:0CM:0

豚と月見草

2006/02/16(木) 16:00:03

野ブタ。をプロデュース

白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。


太宰治の頃は、人間の資格あるや無しやの大問題でしたが、今や、状況に合わせて二つめ三つめの自分を操るなんぞ、特に珍しいことでもなくなってしまいました。
職場の私、家庭の私、親の私、……。
ネットでは別人格、なんてのも、ありがちなこと。

ただ、中高生くらいだと、こうした外部へ向けての人格形成というものに不慣れで、過剰に意識してしまったりします。

うまいこと自己演出しているつもりの主人公がかわいくもあり、痛々しくもあり。「人気者の外づら」を作りこみすぎて、かえって自縄自縛になっています。自分で思っているほど、内面と外づらに差はないんだけど、外づらだって、立派に自分の一部なんだけど、まだそのことに気がつきません。

小学生並みに自分丸出しのノブタくんのほうは、修治くんのコーチのおかげで、無事に外向けの「キモカワイイ」路線を獲得しますが、修治くん自身は、ちょっと外面を制御しそこなっただけで、たちまち何もかもダメにしたと思い込んで、パニックに陥ります。

まあ、こういう経験を繰り返しながら、現代人らしく厚い面の皮を手に入れて、複数の自分を上手に操れるようになるのでしょう。(それにしてもホリエモンはよくがんばるな~。)

テーマ自体は、背中を蹴ってるお話などより文学的ではないかと思いますが、例の賞をもらえなかったのは、文章があまりにもカジュアルだったからでしょうかね。もうちょっと掘り下げると面白くなったかも。


昨年暮のドラマのほうは、ノブタくんが花もはじらうかわいこちゃんだったり、「友情出演」なのにレギュラーの、原作に無い親友が登場したり、一体何が問題なんだかさっぱりわからない、ごく普通の青春友情物語になってました。
まあ、お茶の間で見る分には、それなりに楽しくて良かったですが。


う~む。貼り方、こんな感じでいいんだよね。わりと面倒くさいな。
 




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“g”のまほうつかい

2006/02/15(水) 18:47:06

スモールgの夜 (book)
パトリシア・ハイスミス著 / 加地 美知子訳
1996.8 扶桑社


スイスの街を舞台に、プリンス・チャーミングに見初められた薄幸の美少女が、親切なゲイの中年男とその仲間たちの助けを借りて、悪い魔女を倒し、たくさんの愛と幸せをつかむまでを描く、大人のおとぎ話。

ハイスミス最後の長編小説。この作家にしては珍しく、全体的には(あくまでも全体的には)ほのぼのしたストーリー。
ゆるめの構成。一気に筋を追う緊迫した空気は無く、作者が書きたい世界を筆に任せて書きあげた、肩の力の抜けた感じがします。
同性愛者の世界をちょっと美化しすぎという気もしますが、レストラン<ヤーコブス>での人間模様が楽しい。
みんなのアイドル、芸達者な犬のルルの存在も効いています。

なんでもお任せのゲイのリッキーおじさんは、実はチャーミング王子に惚れていたり、エイズの悩みがあったりと、魔法使いも舞台裏はなかなか大変。
でも、最後はみんな、めでたしめでたしです。

読んだ本TB:0CM:0

うしろの正面

2006/02/12(日) 17:08:01

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

監督:ジョン・ポルソン
ロバート・デ・ニーロ ダコタ・ファニング ファムケ・ヤンセン
エリザベス・シュー エイミー・アーヴィング
2005年 アメリカ


幼い少女エミリーは、母親の自殺を目撃したことから、心を鎖してしまう。心配した父親は、彼女をいやそうと、都会を出て、美しい自然に囲まれた田舎の一軒家に引っ越してきた。
しかし、静かな環境の中でも、エミリーの病は癒えるどころか、一層奇妙な方向に進行。さらに、架空の友人「チャーリー」の出現とともに、次々と奇怪な現象が起こりはじめた。
これはエミリーの病んだ心のなせるわざか、それとも?


怖い怖い。ダコタさんが怖い。

デ・ニーロが出ていたんですね。
デ・ニーロ主演ていうだけで、なんとなくネタバレちっくなんて、性格俳優で名優というのも、いいんだか悪いんだか。

それにしても、ダコタさんは末恐ろしい子役です。デ・ニーロを食ってるんじゃないですか?
普通の役も上手でしょうから、子どものうちにいろいろやって、「ホラー女優」に固定しないよう、気をつけないと。あまりにもはまりすぎていて、コレ系のものは何でもまず彼女に行ってしまいそうです。


あとはちょっとネタバレ、かも。




デビッド・リンチ+シックス・センスという感じの映画です。
振り返ってみれば、全編父親視点。
あやしげな不動産屋、ヘンな隣人、色気まるだしのねえちゃん、気持ち悪い警官、どれも客観性を欠いているがために、誇張された嫌なムードが漂っています。多分、娘のエミリーにしてからが、そうなのでしょう。

それにしても結局のところ、すべてがチャーリーの仕業であったかどうか、定かではありません。必ずしもチャーリーの存在が必然と思われる事件ばかりではないのです。
ということから、ラストは(劇場版もそうでないほうも)、単なるトラウマの繰り返しを意味するのか、それとも、やはり架空の友人が存在したということなのか、もっと考えれば、ニワトリと卵、どちらが先というような話なのか、解釈はいろいろです。

なかなかよく出来たホラーですが、お父さんの過去に触れることのなかったのが、説明不足でした。
時間の都合と、途中でネタバレになりかねないために、挿入の仕方が難しかったのだろうと思います。惜しかったですね。

見た映画(DVD)TB:0CM:0

一年後の自分へ

2006/02/12(日) 16:01:05

トラックバック企画参加デス。

えーと、2号は大学生になってますか?

もう一回受験生ですか?

はあああ……。





この記事の続きを読む…
なみま雑記TB:0CM:1

嫌な事件

2006/02/08(水) 19:32:44

あんまり可愛いので、ついテンプレートを変えてしまいましたが、中身と合っとらんがな…。

せっかくほのぼのしたテンプレになったところなのに、こんな話題は非常に残念ですが、なんだか早稲田でイヤ~な感じの事件が起きてたようです。
当方仕事でとっちらかってた暮のことで、全然気がつきませんでした。

こちらで教えていただきました。詳しくは下記。

 成城トランスカレッジ 2006/2/5

文学部キャンパスでビラを配っていた学生が、教員に取り押さえられ、警察に逮捕されたとのこと。
まさかと思いましたが、どうやら本当にあった出来事のようです。

人数が多いせいか、どうもイマイチ愛着のわかない母校なんですが、
これはいくらなんでも。

学内でお酒飲んでも、無期停学なんだって。
ひゃー。身に覚えのないOB/OGのほうが少ないんじゃないかなあ?
当時、教授も一緒に飲んでたような気がするんですが、その辺どうなんでしょうか。

ライバル校の真似をして、付属小学校なんか作ったもんだから、大学も「我が子に理想の教育環境を」切望する熱心なお父様お母様の御希望に副えるよう、一所懸命なんでしょう。美しく清潔で、管理の行き届いた学生会館も出来たもようです。
お出入り自由、ホコリまみれで古くて暗い、あの魔窟のような部室(納戸?)が好きだったのに。
なみま雑記TB:0CM:0

なるほど

2006/02/08(水) 19:18:00

紀子さまご懐妊、宮内庁が正式発表 第3子、9月末に

この手で解決をはかるわけですね。
秋篠宮の発言などを見ていて、やるかなとは思いましたが、この年齢だと母子共に出産リスクが高いですからね。大丈夫かな。
性別はもうわかっているのでしょうか。

なんともはや。
こうやって、政治を利用したりされたりしながら、万世一系(とやら)の命脈を保ってきたと。存在することに意義がある。他に何があるのかは、はなはだ疑問ですが。
なんにしても、関係者一同、ご苦労なことです。

男子出産なら、もう雅子妃は出してあげたらどうでしょう。
あの結婚は、最初から無理ですよ。
皇室の抱えている矛盾を、彼女のような経歴の人が、精神的にどうやって処理しているのか、常々不思議に思っていました。

彼女は優等生ですから、ダイアナみたいに都合の悪いことをしゃべりちらしたりは絶対にしませんよ。だからもう、自由にしてあげたら。
なみま雑記TB:0CM:0

裏切り

2006/02/08(水) 00:47:37

第三の男

第三の男
監督 キャロル・リード
ジョセフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ
トレヴァー・ハワード バーナード・リー
posted with amazlet on 06.02.08
ビデオメーカー (2005/04/23)


BSのアカデミー特集で放映。これで何度目になるのかな、やっているとつい観てしまいます。ネタも何も知り尽くしているのに、それでもまだ面白い。

グリーンの作品をいろいろ読んだので、そのあたりに照らしてみると、また違った面が見えますね。

アンナの見せる忠誠心は、恋愛感情でくくっても構わないようなものですが、グリーンの傾向から言えば、宗教的な感情につながるのかも知れません。ハリーはとことん背徳者ですが、すべてを知ってなお、自分自身の欲も得も捨てて、赦し愛すというのはもはや神の愛に近いものです。

それに比べると、愛する女のために親友を売るホリーの行動は、いかにも現世的です。警察に象徴される「社会正義」ではあっても、神の次元では正しくない。アンナがなじる通り、「裏切り」にすぎない。
自分でもそれがわかっているために、ホリーは故国を捨て、懺悔の道を選ぶ。

アンナが何度も何度も「ハリー」と「ホリー」を呼び間違えるのが可笑しいのですが、結局、両者は現世の修羅という同じ次元を生きている、似たもの同士ということでしょうか。

純文学の有名作家と勘違いされ、信仰に関する講演を頼まれて、ホリーが困惑するシーンも、なかなか意味深です。



見た映画(DVD)TB:0CM:0

いいかげんのススメ

2006/02/03(金) 00:59:57

えっヘン

えっヘン
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2. 3
藤田 紘一郎著
講談社 (2005.7)
通常2-3日以内に発送します。


「えっヘン」と、例の品格の先生のようにそっくりかえっているわけじゃありません。
「えっ。変!」です。真ん中で切れます。

寄生虫博士の藤田先生の文明批評。
と言っても、冗談、もとい、上段に振りかぶったお話ではなく、「からくり民主主義」と同じようなスタンスです。日常の中の「あれっ?」と感じた社会現象を、ユーモラスに批判したもの。
藤田センセイは学者であると同時にお医者さんでもあるので、感想だけで終わらずに、処方まで提案してくれます。

先生は有名な奇人なので、「変な人にヘンと言われても…」という気がしなくもない(笑)。
いくら花粉症に良くても、サナダムシは飼いたくないし、「さすがにそれは無理だろう!」と突っ込みたくなるような極端な話もたくさんあります。
とはいえ、大筋は賛成。「そんなに神経質にならなくたって」と思うようなことを青筋立ててやってる人が、大勢いるのは確かですね。
日本人の理科オンチについては、教育の問題もあるけど、視聴者とスポンサーと権力に媚びているメディアの姿勢にも問題があると思います。
テキトーな情報を、さも本当らしく流すのって、なんとかならないんでしょうか。
読んだ本TB:0CM:0

マイペースで行こう!

2006/02/01(水) 16:49:50

スローブログ宣言!

鈴木 芳樹著
技術評論社 (2005.7)
通常2-3日以内に発送します。


いいじゃないか、月イチ更新でも。
という話かと思って飛びついたら、そうではありませんでした。やっぱりブログは毎日書き込むのが基本なんですね…。朝になっても書き続けろって、さすがにそれは無理なんだけど。

よくある、HPやブログで成功するための「攻略本」とは違って、ブログをとにかく「続ける」ためのコツについて書いた本です。
旬のネタを追いかけたり、アフィリエイトもいいけれど、まずは個人的な興味に添って、自分にしか書けないことを、細く長く書き続けよう。そうすれば、振り返ったとき、何より自分にとって意味のある「作品」になるし、それは実は、ブログの読者にとってもそうなのですよ、という作者の主張に共感しました。


ブログ関連本といえば、以前「アルファブロガー」を読んだときは、「ひゃー、世の中にはこんなことをこんなにマジメにやっている人たちがいるんだ!」驚き桃の木というか、頭が下がるというか、もう完全な別世界という感じでした。

それに比べ、この本は、ごく平凡な書き手の視線に立った、手の届きやすい工夫を提案しているので、なるほどと素直にうなずけることばかりです。
ブログを始めてみたけど、どうもぴんと来ない人、最近記事を書くことに疲れてきた人に、参考になるのではないでしょうか。

読んだ本TB:0CM:0
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