常世国往還記

本と映画のノート



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かもめ

Author:かもめ
読書と映画の鑑賞記録。
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元ネタファンは読まぬが吉?

2005/06/17(金) 11:43:05

倉橋由美子さん、亡くなったんですね。
ご本人はどうだったのか知りませんが、作品は、女流にしてはたいへん個性的で毒の強いものが多いようです。
作品の好き嫌いは別として、こういう作家が居なくなるのは残念です。




大人のための残酷童話(book)
倉橋由美子著(1982~1983) 新潮文庫1998年
誰でも知っているおとぎ話、童話、短篇小説のパロディ集。
いささか悪ふざけが過ぎましたか。
ウイットというより、少々お下品になってしまいましたね。

人魚の涙 (アンデルセン「人魚姫」)
人魚って、あ~そっちのほうか。

一寸法師の恋
それは単なる遺伝です。
そのままで居たほうが幸せでしたね。

白雪姫
私も阿呆だと思っていました。
でも、外見の美醜より、妙な野心や疑心のないのが白雪の白雪たるところかもしれません。

世界の果ての泉 (「カエル王子」)
これはネタバレだよ。例の桃太郎と同じ。

血で染めたドレス (オスカー・ワイルド)
義理堅い神様ですね。ほっときゃよかったのに。

鏡を見た王女 (谷崎潤一郎「春琴抄」)
やめてください。この話好きなのに。

子供たちが豚殺しを真似した話 (グリム童話)
例の佐世保の小学生ですか。

虫になったザムザの話 (カフカ「変身」)
ひきこもりを持て余す家族の悲話。

名人伝補遺 (中島敦「名人伝」)
中島敦好きなのに、やめて。

盧生の夢 (枕中記)
邯鄲の枕です。疲れるわなこれは。

養老の滝
猿酒ですか。

新浦島
永遠回帰。

猿蟹戦争
計画倒れ。

かぐや姫
途中までは、まんまじゃないか。
同じネタ、どっかで見ました。

三つの指輪 (林達夫「三つの指輪の話」)
もとの話が知りたい。有名な作品なのでしょうか。
例の小人の話じゃありませんが、指輪持つとロクなことないですね。

ゴルゴーンの首
核兵器を廃絶しよう。

故郷 (シェーファー「父と妹」)
悪運は伝染する。

パンドーラーの壺
妬みと自惚れは、何も女の専売特許ではないと思いますが。

ある恋の物語 (ペロー「青髭」+ギリシア神話)
マザコン夫に復讐ですか。財産だけはがっちりおさえるわけね。

鬼女の島 (宇治拾遺)
元の木阿弥。

天国へ行った男の子 (グリム童話「天国の婚礼」)
で、結局願いはかなったわけですね。

安達ケ原の鬼 (謡曲「黒塚」)
確かに外にはいませんでした。ウソではありません。

異説かちかち山
順番が違っただけでしたね。

飯食わぬ女異聞
見て見ぬふりは良くない。知らなかったじゃ済みませんよ。

魔法の豆の木
うまいこと釣りましたね。

人は何によって生きるのか(トルストイ)
まず食い物。理屈はそのあと。





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復刻バンザイ ―幻想と怪奇―

2005/06/13(月) 13:30:04



早川書房の復刻企画のひとつです。ありがとうございます! この調子でどんどんお願いします。

怪奇小説のアンソロジーです。

第一集 ポオ蒐集家
第二集 宇宙怪獣現わる
第三集 おれの夢の女
   (いずれも仁賀克雄編)

となっております。

どのような基準で三集に分かれているのかわかりませんが、読んだところでは、

第一集は、化け物と心理ホラーが半々くらいかな。
第二集は、主にこどもにまつわる怪談です。
第三集は、なんだろうな、ホラーというより、人間悲劇みたいな感じの話が多いですね。

三冊まとめての感想です。長いです。


第一集の有名どころは、ハイスミスブラッドベリP.K.ディックあたりですか。
ハイスミスの「すっぽん」は既読でした。サキの「スレドニ・ヴァシュター」と似たような話で、最初に読んだときから新味がなかった。だいたい、ハイスミスは、短編はイマイチ。中~長編のほうが断然いい。
ブラッドベリ(「女」)P.K.ディック(「植民地」)も、いかにもそれらしい作品で、ということは、私の趣味ではない。
表題作(ロバート・ブロック作)は、ポオのパロディの寄せ集めみたいな作品です。アッシャー家とか、猫とか。文体も似せてあったのかな。そうだったらけっこうすごいかもですが、翻訳になっちゃったらどうしようもないですね。作中に出てくる"ピムの新冒険"は、いかにもありそうなので、笑っちゃいます。
その他、個人的に楽しみだったのは、カール・ジャコビ(「水槽」)。期待したような美しい話ではなかったけれど、古いモノクロ恐怖映画を観ているようで、ジャコビらしい雰囲気がありました。

第二集は、三冊の中ではいちばん当たりが多かった。「その名は悪魔」(ヘンリー・カットナー)、怖さも理不尽さもツボ。林望センセイの下宿屋のおばちゃんとして有名なボストン夫人著「グリーン・ノウの魔女」にちょっと似ていますが、あちらは良い子の児童文学なので、結末がぜんぜん違います。
スタージョンの「それ」は、スタージョンにしては、あまりわざとらしくなくて良かった。
この集にもブラッドベリ「トランク詰めの女」。オチが少し強引じゃないかい。
ハイスミスの「かたつむり」は既読。かたつむりを飼ったことのある人にはたいへんリアル。ハイスミスには珍しく、ちょっとだけエロ。
「宇宙怪獣現わる」(レイ・ラッセル)は、オチはくだらないけど、オチのための作品じゃないのでそれは仕方ないとしても、この手のスラップスティック・ユーモアは苦手で、笑えないしネタもわからないし。マニア向け。

第三集、カーシュの「海への悲しい道」は、サスペンスです。リアルなのに、カーシュが書くと物語ふうなのはなぜなんだろう。
毎集必ず一作入るブラッドベリ(「死人使い」)は、ブラックジョーク。ティム・バートン好み。
「特別配達」(ジョン・コリア)は、今ならわりと普通だよね。でも、昔は怪談になるくらい変だったわけ。
「牝猫ミナ」(ジャック・ヨネ)、御伽草子の現代版。独特の世界です。この作者のほかのものも読みたい。
表題作「おれの夢の女」(リチャード・マシスン)、邦訳タイトルをどこで切るかが微妙。「夢」は、「おれの」を受けるのか、「女」にかかるのか、というあたりが、内容とシンクロしていて面白い。原題もそのまんまなんだけど、英語だとはっきりしすぎて、平凡。惜しいことにいちばん面白いのが邦題で、肝心のお話は平均点。スティーブン・キングふうです。
読んだ本TB:1CM:0

サリバン先生

2005/06/10(金) 15:31:25

アン・バンクロフトが亡くなりましたね。


「卒業」のロビンソン夫人役と紹介されることが多かったようですが、個人的には、「ああ、そういえばそうか…」くらいの感じです。
「卒業」は、半端な年齢のときにかかった作品だったので、リアルタイムでは見てなかったのでした。

アン・バンクロフトといえば、なんてったって奇跡の人です。
当時の小学生で、親に連れて行かれた人は多いはず。
買ってもらったパンフレットで、生まれて初めて覚えた女優が、この人でした。それくらい印象的だった。
すごくきれいで、すごく厳しくて、すごく頭良さそうで、なにしろ憧れだったんですね。
ヘレン・ケラー役の女の子も天才子役で有名だったけど、覚えているのは評判だったことだけ。名前は忘れちゃった。

そうそう、アン・バンクロフトといえば、わりと最近名前を見たぞ……と思ったら、コレでした↓。



ハートブレイカー(cinema)
監督 デビッド・マーキン
シガニー・ウィーバー 、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット 、ジーン・ハックマン 、レイ・リオッタ 、ジェイソン・リー 、アン・バンクロフト


結婚詐欺で生計をたてている、男性不信の美人親子のお話。

レイ・リオッタが微妙な役で……ううう。まあ、いいんじゃないでしょうか、カワユイかんじで。ほんとに何の役でもできる人ですね。
シガニー・ウィーバーは、それなりに色っぽく、ジェニファー・ラヴ・ヒューイットは、高校生かと思うくらいキュート。天体観測の兄ちゃんも、よかったですね。
らしい登場人物を並べて、おなじみの予定調和ストーリーですが、問題はジーン・ハックマンだ。
なんでこんなもんに出たのでしょうか??? しかも、あんな役で。

だいたい、この程度の話にしちゃ、キャストが豪華すぎ。
アン・バンクロフトもアン・バンクロフトですよ……ハックマンほどじゃないけどさ。
ハックマンがらみで何かもう一波乱あるのかと思って、最後まで緊張してしまった。
ちょっと、がっかり。

キャストのみなさん、何か出演依頼を断れない事情でもあったのだろうか?

これが、アン・バンクロフトを見た最後になるとは、ちょっと悲しい。


見た映画(DVD)TB:2CM:0
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